あおみどりのそら

無駄に長い自転車のはなし

しまなみへ行くための準備色々

GWが終わってジロ・デ・イタリア見てたらあっという間に6月でビックリだ…
今更感が出てきたしまなみ海道ライドの準備話です。

aomidori.hatenablog.com

しまなみ海道へは実家の車を借りて行くことにしました。
自転車を持っての遠出の手段は輪行がメジャーなところですが未だ経験はないし、ホテルと同じく新幹線も取れるか怪しそうだし夫婦揃って旅慣れているわけでもないので慣れない・重い移動方法に疲れて往復達成できないのも嫌だしと実家の車を借りることにしました。
車に自転車を積むための車載器具や、未だ経験のない140km超えのロングライドを達成するために装備を増やしたりしたので以下はその記録です。

準備1:車載器具

ミノウラから出ている前輪を外して固定するものが2台分で1万数千円となかなかのお値段。

というかそもそも実家の車に積めるのか?ということもあるので確認に行くと、私の実家のエスティマヘッドレストを外して後部座席を倒してフラットにするタイプなので座席の分天井までが狭く、さらに座面が上になるので起伏があるし、前輪を外しただけじゃギリギリ入るか天井に引っかかってしまうという状態でした。
後輪も外してサドル位置も下げたら問題はなさそうなので後輪部分も固定するための器具も必要ということに。
前後輪両方ミノウラの車載器具を買うのは高いなと検索をしていると、同じように思っている人は結構多いようで自作している人も多々。
多くの人は前輪を固定する器具の代替品を作っていましたが今回は後輪用も必要になるのでさらに検索してそれを参考に輪行用の器具とそれを固定するための台をホームセンターで手に入る資材で作成しました。

参考サイト




輪行用金具は前輪用800円、後輪用1200円程を2台分。木材と後輪用器具に使ったL型とフック型金具類はホームセンターで合計6,000円くらい。思ったよりは高くついたけど市販のものを前後分買うことを考えたら相当安く上がりました。
組み立てのための工具・木ネジなどは旦那父より拝借。アドバイスもらったり実際作るのにも付き合っていただきました。ありがたや~
もっとパーツを減らした簡易型でもよかったのかも知れないけれど、置く場所が平坦ではないので安定性優先でこんな感じに。


実際に載せた状態がこちら。チェーンオイルがシートにつかないようにビニールシートを敷いています。
前輪の器具の端を後部座席背もたれの付け根当てる形てほぼ固定、あと隣り合った2台のハンドルを紐で固定して安定性のアップを図って、車内上部についた手すりからリアフォークにも紐をかけて横揺れ対策を。
器具の足の裏に滑り止めとしてゴム板も貼っていたのでこの状態でカーブを曲がる時の横揺れもブレーキでの前後揺れも動くことはほぼありませんでした。
ちなみにタイヤは背もたれの後ろのトランク部分に並べてタイヤ同士をマジックテープで固定して置いてあります。これもトランクに余裕がないおかげもあってか特に動くこともなくスプロケにカバーなどもしてませんでしたが問題ありませんでした。

準備2:ボトルホルダーの追加


私の44サイズのビアンキはボトルホルダーがひとつしかついていなくて、今まで暑い時期はもう1本のボトルをジャージの背面ポケットに入れていたのですが長距離を走るにはできるだけ自身に重量を追加しないほうがいいとのことでハンドルに付けられるボトルホルダーを買いました。
後々自転車屋さんでフレームに穴を開けて追加したらいいと言われてそんなことできるんかい!ってなったけれど、未だに体幹が鍛わっていなく両手離しで乗るのも危うい自分からしたら取りやすい位置にボトルがあるのは助かったのでこのホルダーの追加で十分でした。簡単に外せるものなのでじゃまになったら外しちゃえばいいし。

準備3:事前訓練みたいなもの

訓練ってほどガチガチではないけれどなるべく毎日ローラー台に乗るようにしました。
スポーツバイクは乗ったら乗っただけその人の力になるそうですが、チャリ通してても1日あたり10kmも乗らない・週末ごとに乗っているわけでもない私では圧倒的に力不足。
そこで旦那の提案で心拍計付きサイコンを買って一定の心拍とケイデンス、あと正しい乗車姿勢を意識しながら乗るようにしました。

なんだかんだ体調不良だったり他のことに時間とられたりで毎日きっちり回せていたわけではないけれど、しまなみに行く前に自転車屋さんに簡単なメンテナンスをお願いしに行く時にパッドなしで乗ったら今まで痛かったところが痛くなくなったので乗車姿勢の矯正にはなったようです。

準備4:装備品

乗車姿勢がマシなものになったとはいえロングライドは毎回擦れによる股の痛みがあるのでワセリンを導入してみたりも。

百均で買ってきた旅行用の小さいクリームケースに移し替え休憩のたびに塗るようにしました。こういう擦れ防止のクリームはシャモアクリームが有名だけど量が多いし高いし、あとメンソールが入っているそうなのでスースーしすぎるのではと安価なワセリンで。
結局少しは擦れによって痛くはなったけれど幾分はマシかな?と思えたので導入して正解でした。
ただ、普通に洗濯するだけじゃパッドの方に微妙に油っぽさが残るのでその辺は要注意かと。

あとはコンプレッション効果のあるタイツかな。
ロングライドの時には股の他には膝の痛みも出やすかったのですが今回は特に痛みを感じることはなかったです。
乗車姿勢の矯正とともにこのタイツのコンプレッションウェアとしての効果もあったのかも。


GWの広島・愛媛は概ね晴れとのことでスポーツバイクに乗り始めた頃から気になっていたサングラスを買うことに。
元々眩しいのが苦手で目が疲れると頭痛がしたり疲労しやすいんです。かといってコンタクトレンズも体質的に長時間装用が難しく、コンタクト+度なしサングラスというのも試して微妙だったので度入りレンズです。
しまなみに行くことを決めた後、スポーツサングラスの専門店がちょうどよく京都にあったので行って相談してみると今注文してもGWには完成間に合わないと言われたんですが実際は出発前日に完成の連絡が入り、丁度良く実家に車を取りに行った帰りだったので引取も楽に出来ました。お店までが結構遠いので車のある時でよかった。
今回このサングラスがあったことで無事に長距離を走破できたと思います。休憩時に日焼け止めを塗り直そうとサングラスを外すと本当に眩かった…地面や海面の照り返しもキツイし、風もそこそこ吹いていたので普通の眼鏡だったら乾燥も辛かったと思います。
実はこれかなり高いんですよ…安い量販店のスポーツサングラスでもいいかと思ったけれど安全に走るには「ちゃんと見える」ことが大事なのかなと専門店に相談に行ったらあれよあれよと高い代物を買うことになってしまいました。
フレーム自体はそうでもないのですがレンズが単に度入りでは済まず乱視なことと、度入りのレンズはレンズの端の方に歪みが生じてしまうのでそれをましにする加工やあとギラつきを抑える偏光レンズにさらにミラー加工もされてます。
付け心地も見え方も問題ないので量販店でそこそこ、とは言っても度入りなので1〜2万円のものを買ってもひとつだなぁと思うよりは間違いなかったなと思ってます…というかこのブログ書いてて本当にこんな高いものを…とまだ思ってたりするので思い込むことにするというか。
大事にするのはもちろん益々ロードバイクを一時の趣味で終わらせられなくなりましたw
でもこれで今年の夏のライドは本当に安心・安泰だよ!!!
あとこのサングラスはレンズの付け替えもできるようになっているので、そのうち夜・室内用のレンズも作るつもりです。今回帰りが遅くなったとき用に普通のメガネも持って走っていたのですがやっぱり邪魔だったし軽量化のためにメガネケース無しで持っていって壊さないか不安だったので。

サングラスの後ろに写っているのは漫画 かわうその自転車屋さんのジャージ。ゆるくてかわいいのにロードバイク以外の自転車のことも知れる良い漫画です。
GW前に届いたのでひょっとしてしまなみ海道で同じジャージ着た人に会うかも?と思っていたけど会わなかったなぁ…残念

いやー…しかし本当自転車の趣味って自転車と身一つだけじゃ済まないね…