あおみどりのそら

無駄に長い自転車のはなし

しまなみ海道往復ライド

今週のお題ゴールデンウィーク2015」



GWに1日でしまなみ海道を往復してきました。
今治側にホテルが取れなかったので1日で往復しなければいけなかったのでライド中は観光の類はほとんど無しの半ば強行軍状態だったのですが結果的には楽しめたかなと思います。

行こうと決めたのが4月の初めだったのでしまなみ海道の両端である尾道と今治の宿を探したら当然なんですが空きがほとんどなく、焦ってしまい島にある民宿ももうダメかも!自分で探すことを早々に諦めて旅行代理店に泣きついて尾道に2泊の宿を取ってしまったので前乗りして翌日1日での往復と相成りました。
しまなみ海道を無理なく走るには往路の途中または端の尾道・今治どちらかで一泊して復路を行くというのが観光もできるし体力も温存できて良いらしいのですがもうやるしかないということで。
ちなみに今回のライドを達成するまで100キロ以上を走ったことはなかったです…無事に走りきれてよかった!

とにかく走っていたので写真がろくにないです。相変わらず文字だらけだ!

ルート

スタート・ゴールは駅ではなく渡船場サンライズ糸山だけどルートは↑の通り。ひたすらに道に引かれたブルーラインをたどるルートです。
朝7時頃に尾道から渡船で因島に渡り、戻ってきたのは17時半頃。おおよそ10時間の間自転車で走っている時間だけなら往復で7時間ほどでした。
ちなみに往路の終点サンライズ糸山についたのは12時頃でした。
行きはコンビニでのトイレと補給休憩程度だったので10時間中残りの3時間の半分以上はお昼ごはんを食べに寄ったところでの待ち時間や復路での寄り道です。

実際走ってみて

www.cyclo-shimanami.com
本気ライダー 尾道〜今治ひた走り:しまなみ海道サイクリング
ガイドブックとして購入した「しまなみ島走ブック」の冒頭の推薦文に各橋へと続くスロープはママチャリでも登りやすいと書いてあったけれど、全然そんなことないと思いました…私の貧脚じゃギアはアウターのままでは無理!
あとスロープ自体が緩くてもうねうねぐるぐると蛇行して長かったり、スロープに至るまでの一般道が坂道だったりで往復で何度も登り降りする身ではまたか!と少し辛くなったり。
あと登りがしんどいからとダウンヒルで爽快!というわけにもいかず登ってくる人・自転車・原チャリに気を付けて降りなければだめです。橋の上も歩行者・のんびり走る自転車がいるので速度を上げて走ることはできません。GWという時期柄しょうがないけど…特に来島海峡大橋は歩行者やレンタサイクルが多かったです。
もうちょっと道幅が広くて歩行者と二輪車が距離を開けてすれ違えたら危険度も下がって良さそうなのになぁ。あと歩行者・レンタサイクルの人たちが並走しない状態だともっと助かる…まぁ文句言ってないで平日やオフシーズンに走れってことですが。
島の一般道部分はそれほど荒れた路面はないし交通量もそれほど多くなく風もそれほど強くない日だったので走りやすかったです。走りやすい分ところどころにある道幅が狭いところ・砂が上がっている箇所におっとと焦る感じ。
あと驚いたのが交差点に信号がない!信号がある所もあるんですが交通量が少なそうな地域とはいえ十字に交差しているところですら信号がないので事故起こらないの?と不思議でした。

往復できるかどうかを調べていた時に見つけた「本気ライダー~」のページは走行ペース・時間なんかが乗っていて体力と時間配分間違えなければ往復できそうだなと安心したページです。でもこのページのおかげで橋へ至るスロープは全部来島海峡大橋へ続くのと同じようだと思ってしまい実際走った時に騙され気分になったり。ちゃんと舗装されて走りやすいのですが結構木が生い茂ってたり落ち葉もそのままでパッと見は林道って感じのところも多かったです。

気候は朝夕は風がひんやりしていて日陰では寒さを感じたものの日中は日差しは夏らしく、けれど湿度はそれほどではなく風を受けて走る分には過ごしやすかったです。
ただ紫外線はばっちりらしく日焼け止め対策をしていなかった旦那は日焼けしまくっていました…

以前に初めて80kmを走った後はとても疲れたし戻ってからもとにかくお腹が空いたけれど、今回140kmを走り終えてもそこまで疲れていなかったし翌日もそこまでしんどいということもなかったので多少は成長したのかな?

行ったところ

しまなみ島走ブックをチェックして行けたらいいなというところに目星はつけていたけれどとりあえず往路は補給とトイレの休憩以外はあまり寄り道はせず復路で余裕があれば行けそうなところに行くことにして、結局寄ったのはコンビニ以外では往路終点の今治のサンライズ糸山、復路でお昼ご飯を食べに寄った大島のよしうみいきいき館ジェラート目当てで行った生口島ドルチェだけでした。


前日の尾道でラーメンは食べたし、有名所は抑えられたので概ね満足。
ただ焼豚玉子飯にいくらは正直要らないと思う…このお店独自のトッピングらしいですが。
ドルチェのジェラートは本当に美味しくて柑橘系の全制覇したいくらいでした。

お店にはほとんど寄れなかったけれど橋からの眺めは本当に絶景だし、エメラルドグリーンの海は綺麗だし、島を走っていると堤防の向こうに渦潮ができていたり、走るさなかに目に入る景色は十分に楽しめるものでした。
人混みが好きではなく観光地に率先して行こうと言う気があまりない人間だけど行ったことのない場所の空気を感じることは好きなので、気持よくロードバイクで走りながらそういう体験が出来てよかったです。

装備・持ち物

前述の通り朝夕は寒く感じることがあったものの夏用の格好で大丈夫でした。
去年夏時期に使っていたタイツはサイズを間違って買って股部分のフィット感が悪いのでGOLDWINのコンプレッションタイツにパッドが付いたものを新しく買ってみました。パッドがそんなに厚くなくロングライド大丈夫かな?と少し不安だったけど問題なかったです。あとロングライドの時膝が痛くなることがあるのですが今回はなかったのでこれはコンプレッションタイツ効果なのかな?
直射日光にあたるのが苦手なので夏でも長袖インナー(かアームカバー)・ロングタイツ、グローブも全指タイプ使用なのでマメに顔の日焼け止めを塗り直していたことも功を奏して日焼けは大丈夫でした。
ちなみに汗だくになるだろうと思って今回は眉毛を描く以外メイクはなしで日焼け止めのみです…

持ち物はカバンの類は持たずに行くことににしました。自転車向きのリュックは持っていないし、ウェストポーチ類も何気に邪魔になるのでロングライドなら極力ストレスになりそうなものは減らそうと。
タイヤのチューブ交換セットなどいつもの持ち物とモバイルバッテリーはトップチューブのバッグ、携帯・ハンカチ・普通の眼鏡・補給食・財布・目薬諸々をジャージのポケットにという感じ。
走るだけなら大した荷物は必要にならないので十分でした。惜しむらくは途中でお土産物を買えないことくらいですかね。サンライズ糸山に売っていたバリィさんグッズ欲しかった…

課題的なもの・もし次に行くなら

普段走っている時から長距離を走るとおしりでなく股の方に痛みが出るんですが今回も復路途中から痛んできたし、あとつま先の痺れも感じられたのでおそらく両方座り続けていることで血流が悪くなることやペダリングが乱れてくることが原因かなと思うのでその辺をどうにかしたいなと。
あと次に行くなら島のどこかに宿をとって、食べるなり海で遊ぶなりもしたいなぁ。ブルーラインを外れて走ると山に登ることもできるらしいのでロングライド以外のプランを組んで友達と来るのも面白そうだと思います。

www.onomichi-u2.com
あと、尾道にあるONOMICHI U2ジャイアントストアでロードやクロスをレンタルできるのは知っていたのですが、ホテルサイクルの方ではコルナゴ(コンポーネントは105でした)がレンタルできるようだったので自分のバイクにこだわらない人やスポーツバイク始めたい人を連れて泊まって走りに行くのも面白そう。


とは言っても次の目標はアワイチかなと思ってたり。
もっと、自分の力で(自転車の力もあるけど)、遠くへ、気持よく走りたいです。