あおみどりのそら

無駄に長い自転車のはなし

Y'sRoad スポーツバイクデモin大阪

f:id:lin-pun:20141126201139j:plain

少し前にやっていたサイクルモードは今年は大阪開催がなく行けないことを悔しく思っていたのですが、スポーツバイク専門店のワイズロードが南港で試乗もできるイベントを開催するということで喜び勇んで行ってきました。

同じ日に京都でもサイクルフェスタという試乗イベントがあったのですが、大阪に住む友人のバイク選びの茶々入れ…もといアドバイスがてらの同伴と、ワイズロードの方が規模が大きそうなのでアウトレット物の販売もあるから販路が大きいお店の方が掘り出し物があるのかなとこちらに。ちなみに京都サイクルフェスタはシルベストサイクルときゅうべえsportsが後援・協力なのでこちらも販売系はなにかあったかもです。
せっかく三連休なんだから一日をずらしてやってくれたら両方行けたのになぁ。

すでにロードバイクを買って乗っていてもやっぱり他のバイクの乗り心地は気になるものです。
特に私の場合ギリギリサイズのものに乗っているのでこの選択は間違ってたのかもと思うことも多いので…
行く前に試乗できるバイクのリストがサイトにアップされていたので見てみたら、低身長向けのバイクはほぼなくフォールディングバイク(折りたたみ自転車)かすでに自分の乗っているビアンキのインプルソかワイズのPBの入門向けしかなく行く意味ないのでは…って感じだったけど、実際行ってみたら乗れるものが結構あって結果としては行って良かったです。

試乗したバイク

KhodaaBloom Farna 700 395サイズ

Farna 700-Claris|Farna|自転車|コーダーブルーム
コンポーネントclaris。会場に入って一番最初に見つけた小さいバイクがこれ。
105とティアグラは購入前の下調べの時に試乗したけれど、それ以下のものは乗ったことがなかったので小さなフレームの乗り心地もだけどコンポーネントの違いってどれほどあるのかの確認って感じで試乗。
フレームはやっぱり跨る時も楽だし、無理なく乗車姿勢がとれます。ビアンキは初めて乗った時にどうも居心地が悪いような感じが強かったので。今でもサドル高を調整してそれを間違えるとそうなっちゃうし。
コンポーネントは変速する時にガチャガチャいってスムーズさがない感じ。あとやっぱり漕ぎ出しや一漕ぎでの加速がそんなに乗らない。
ブースの人とサイズはいいけどコンポがクラリスなのはちょっとって話をしたら、もっと上位のコンポーネントを積んだ小さいサイズも作る予定があると教えてもらったので来期にはひょっとしたら出るのかも。でもコーダブルームは105積んでいるバイクでも430が今の下限なので日本のバイクメーカーということもあり日本人の体形に優しい作りですね。

TREK Silque SLX 44サイズ

Silque SLX - Trek Bicycle
コンポーネントアルテグラ
44サイズで乗れそうな感じだなーと見てたらお値段41万円!ひゃー!これは乗ってみねばと試乗。
アルテグラは105と比べて変速がスムーズ。でも走った感じは105とはそんなに変わらないような。
平地の短い距離しか走れないのでこの辺の違いは坂とか直線での加速で変わるのかな?
このバイクに乗って一番の発見というか収穫は、大概のバイクは元から付いているハンドルステムの長さが80mmのものが多いのですがこれは短い(たぶん60mm)のが付いていて、乗車姿勢が無理なく取れました。たった2cmなのに乗り心地が全然違う!
ビアンキのハンドルステムを短くすることを考えて一旦はやめていたけれどこれだけ楽に感じられるなら変えよう思い直しました。
あとフレームがカーボンなのですが、乗り心地がすごく良い!段差を超える時の衝撃がマイルド。あと自分のビアンキやその後乗ったアンカーと比べて柔らかい乗り心地。41万って値段は伊達じゃないんだなぁ…

ANCHOR RMZ 430サイズ

RMZ|製品|ブリヂストンのスポーツバイク アンカー|anchor
コンポーネントデュラエース。ホイールはディープリム。
小さいサイズなのにデュラエースだー!ディープリムだー!ど興奮で試乗頼んだらペダルが付いてなかったというw試乗エリアまで引いて行って、さて乗るぞってところで気付いて慌てて引き返しました。他のバイクからペダルを外して付け替えて無事乗車。
以前RFA5に乗った時も思ったけど、どうもアンカーのバイクは自分には硬い乗り心地だなと思います。ちょっとの段差でも衝撃が伝わりやすいというか。乗っていて居心地が良くない。
今調べたらこれもカーボンフレームだそうだけどトレックのシルクとだいぶ違うな…不思議。
コンポーネントは流石のデュラエースなので一漕ぎでめっちゃくちゃスッと加速するし変速も滑らか。試乗エリアの直線が短いのと道幅が狭いのでそんなに速度が出せないのが残念でした。

FELT ZW85 petit(430)サイズ

FELT | ZW Series | ZW85-ライトウェイ
コンポーネントは105。
自分の乗るビアンキとほぼ同格のバイクがこれ。ただしサイズはワンサイズ小さめ。同じスペックでサイズが違うとどう感じるかを見るために試乗。
やっぱり少し小さいだけで格段に楽に乗れる。身長154cmに44サイズはギリギリアウトなの確定です。まぁ初期装備での話で身体の鍛えかたやパーツで変わると思うのですが。
乗車姿勢が楽=楽に漕げるということでもうとにかく乗っていて無理がないの一言。
ビアンキ買う前にこのバイクの存在を知っていたかった…ほぼ同スペックなのに値段がビアンキより安いし!


他にもリドレーやスコットあたりにも小さめサイズが置いてあったようです。試乗している女性多かったなぁ。アンカーはRMZ以外にも小さいサイズがあって小学生くらいの女の子が乗っていたりもしました。事前にアップされていた試乗車リスト全然意味なかったと思う…
お昼前頃には人がだいぶ増えてもうサイズ違いなだけでスペックが同じならまぁどれも一緒かなと思って試乗はやめてしまいました。いまさらこっちにしておけばよかった!なんてバイクに出会いたくなかった気持ちもあるし…
twitterのフォロワーさんもこのイベントに来ていて試乗したリドレーの乗り心地が良かったそうでまたなにか試乗イベントあった時にはぜひ試したいところ。
あとキャノンデールフーリガンロードに乗ってみたかったのですが無かったのも残念。小径車も色々あって試乗できたようです。ママチャリ代わりに欲しいなと気になりはしてるんだけど小径車って意外に高いので欲しくなっても困る!と試乗はやめておきましたw

あと今回試乗してみてカーボンフレームの乗り心地にときめいてしまったのでやっぱりDE ROSAのAVANT気になる!トレックのシルクは手が出せない値段だけど、AVANTならまだ手が届くもの!
でもアンカーのカーボンフレームは乗り心地微妙だったからデローザもあんまりってこともあるのかな?
京都サイクルフェスタにはデローザ出展していたのでこっちにはなかったのすごく残念でした。

その他面白かったもの

大体どのメーカーもテント一つ分のスペースでの出展だったけどそのなかでキャノンデールとトレックだけテント二つ使っての出展でした。 両方共有名選手モデルのバイクが展示してあったのでそれをよく見せるための広さだったのかな。キャノンデールサガン、トレックにはカンチェラーラモデルのバイクがありました。
スパルタクスの柄のカンチェラーラモデルのバイクかっこいい!
f:id:lin-pun:20141126200458j:plain
f:id:lin-pun:20141126200459j:plain
あとトレックは重量4㎏台の最上級モデルも展示してあったのですがこれがわざわざ吊り下げるタイプの秤に引っ掛けてあるのです。もちろんそんな展示されていたら当然持ってみたくなるわけで、持ち上げてみたら本当に笑ってしまうぐらい軽い!軽すぎてレプリカとかおもちゃなのかと思ってしまったくらいでした。
旦那が欲しがっていたけど年末ジャンボかtotoBIG当ててくれとしか言えませんな…w

ステージでは愛車自慢コンテストや体幹トレーニング講座などやっていたのが試乗やアウトレット売り場をのぞいている時に聞こえてきました。
自転車知識がまだまだ足りないのでよくわからない単語も多々聞こえて来たり。もっとわかるようになったらおもしろいんだろうな。

あと良かったのがLEZYNEのCO2ボンベの体験スペース。
走りに行った先でのパンクと修理の経験がまだないので、携帯用ハンドポンプでの空気入れのしんどさをまだ知らないのですが自分にできるのか?CO2は楽で便利らしいけど失敗しちゃうのではないのか?と疑問に思っていたのが解消されました。
すごく簡単な仕組みで楽に空気が入るものなのですね。へ~と感心しきりでした。
旦那がハンドポンプを持っているので大概一緒に走りに行くから自分のはいいかになっていたのですが一人で乗ることがこの先あるならトップチューブに付けたバッグの中に簡単に入るCO2ボンベを買おうと思いました。

買い物

アウトレットブースには試乗したいバイクが無い時などちょこちょこ覗きに行ってたのですがすごい人でした。欲しいものがあるかを見るのすら一苦労な状態。
冬もののウェアとグローブでちょうどよいのがあれば欲しかったのですがレディースがそもそも少なかったようで次に覗いた時には店員さんの「レディースのビブショーツはなくなっちゃいました」の声が聞こえてきました。まぁ、ウェアはサイズ感大事なので試着スペースもないところで安いからって理由で買わなかったのは良かったかな?
あとワイズのアウトレットの他にも色んな自転車用品のメーカーが出展していたのでそこでもB品や型落ち品などが安く売っていました。バイクデモを一通り楽しんだ後に本町のスポーツバイク店も見に行ってわかったのですが今期のウェア・バッグも出ていました。ビエンメのレディースジャージが本町のお店では15,000円くらいのが8,000円だったのはかなりお買い得。試着できないしそこまで好みじゃないしとスルーしたのがちょっと悔やまれる…

複数回の自転車屋巡りより一回の試乗イベントの方が有意義なのでは

今回試乗イベントに行ってみて思ったのが自分がロードバイクを買うために自転車屋さん巡ったのって大して意味がないんじゃなかったのではということ。
平均的な身長の男性なら自転車屋さんをいくつか回れば数種類のバイクの試乗をすることが可能でしょうが、女性で、しかも身長が低いとお店を複数回っても試乗できるバイクなんてあれば運が良いレベル。そもそも女性向けモデルが置いてあるお店が少ない。各地にチェーン展開しているワイズロードの本町のお店でも女性向けモデルの試乗車は1台か2台でした。
それが試乗イベントなら昨今のスポーツバイクブームで女性客も多いからと各メーカー低スペックの入門モデルからカーボンフレームの上位モデルまでちゃんと小さいフレームサイズのものも出ていて、見られるだけじゃなくて実際に乗れる!こんな恵まれた環境なかなか無いでしょう。
見ためで気に入ったバイクだけれど他メーカーのほうが乗り心地が良かったなんて比較もできるし、コンポーネントの違いなんてなんとなくの知識と値段の違いでしかわからない初心者が実際に体感でもって理解できるのもいいことだと思います。
悪いことは初めてだし安い入門用を買えばいいやと思えなくなることかなぁ。良いものを知るとやっぱりそっちのほうが欲しくなるものだと思うので。
これからスポーツバイクが欲しいなという人は自転車屋さんに行くのもいいけれど乗ってなんぼのものを買うので、試乗イベントがやっていないかを調べて行って実際乗ってみるのも良いと思います。

おそらくしばらくは自分の行動範囲内では大規模な試乗イベントはなさそうなので次があるならとにかくデローザの試乗ができるところに行きたいです。

おまけ

南港まで出てきたついでにニュートラムの終点駅にあるスポーツバイク専門店とそのお店の系列のアウトレット店にも行ってきたのですが、収穫はなんにも…2ブランドがメインの取り扱いなのでそのブランドに興味がない場合はどうしようもないですね。当然な話。
女性向けモデルもありはしたけど最小サイズではなかったので私の場合は本当に見るだけ。やっぱ女性向けモデルはまだまだ肩身が狭いなぁ。
アウトレットの方でよさげなウェアがあればと思ったのですがこれも大して良いのはなかったです。結局本町まで出て旦那は冬用タイツをお買い上げ。私は欲しかった気に入ったウェアのサイズ感のみチェックしておくので終わりました。